二層管Q&Aの最近の記事
①EF接合1種管ブルー
②EF接合1種二層管
③止水機構付EFサドル
④継手一体型サドル
1種二層管は外径の約25倍、2種二層管は約50倍、3種二層管は約30倍です。
注:2020年2月発行の「水道用ポリエチレン二層管 技術資料 第八版」から、技術資料内に記載されている数値(引張弾性率、MRS)を基にして算出した許容ひずみ値を用いているため、1種二層管及び2種二層管の数値は変更となっております。
当協会が判断できるものではありません。当該の道路管理者様にご確認ください。
尚、当協会では次の内容を確認しております。
《1.国土交通省への確認》
平成11年3月31日付で建設省道路局から『電線、水管、ガス管又は下水道管を地下に設ける場合における埋設深さ等について』通達(建設省道政発第32号、建設省国発5号)の通り、水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)を含む給水管は本通達の用途対象となっていません。
~以下、通達抜粋~
4 運用上の留意事項
(5)施行令第11号第3号に規定する本線とは ~中略~ なお、給水管及び引込線は、同号に規定する本線に該当しない。
※施行令第11号第3号:水管又はガス管の占用の場所に関する基準
ただし、当協会では本通達の『適用対象とする管路等の種類及び管径』にある水道用のポリエチレン管の性能と水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)を比較した性能評価を建設省道路局国道課に依頼しました。
その結果、平成11年12月21日に『通達記載の管種と同等以上の性能がある』と認められるとご連絡を頂きました。
これにより、水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)の浅層埋設(道路下埋設)は可能と判断されます。
また、本件に関しあらためて平成29年3月3日、国土交通省道路局路政課道路利用調整室に上記の見解が現在でも有効であることを確認致しました。
●参考資料
水道用ポリエチレン二層管(JIS K 6762)道路下埋設技術資料 水道配水用ポリエチレン管との強度比較:技術資料No.99-03
資料はこちら ⇒20160302 道路下埋設技術資料.pdf
※省庁名、部署名などは見解を頂いた当時の名称です。
《2.公益社団法人日本水道協会による検討》
公益社団法人日本水道協会では、建設省の検討状況に合わせ、より実践的な水道管路の浅層化についての検討を進めるために「水道管の浅層埋設に伴う管路並びに付属器具に関する調査専門委員会」を平成10年6月に設置して水道管材料の安全性に関する評価・確認、仕切弁や消火栓、空気弁等、付属器具が浅層化に対応するための技術的な検討などを行い、報告書としてまとめている。
その中で、水道用ポリエチレン二層管(JIS K6762 1種管)は最小埋設深度となる60cmでも安全性に問題ないと結論が得られている。
●参考資料
水道管の浅層埋設に伴う管路並びに付属器具に関する技術的検討報告書 抜粋(社団法人日本水道協会 平成11年10月)
資料はこちら ⇒技術検討報告書.pdf
※省庁名、協会名などは当時の名称です。
HP掲載の「施工ハンドブック」の4.4管の表示例をご参考下さい。
注意事項は以下の通りです。
(1)保管は平面上に横積みとし、積み高さは1.5m以下が望ましい。
(2)管体表示の消失や汚れを防ぐため、屋外保管する場合はシートを掛けるなどして保管すること。
(3)継手類は梱包のまま、日光の当たらない屋内に整理して保管する。
(4)管端が直射日光に当たると材質が劣化する恐れがあるので必ず管端キャップを施す必要があるが、
紛失した場合には使用する前に管端を約10cm 切断してから使用する。
なお、協会加盟各メーカーでは出荷時、管両端に管端キャップを施しています。
屋外配管は可能です。屋外配管は水道管路の設置替え時に、仮設配管として屋外に使用される場合があります。
また、日中滞留水が加温され水温上昇や、冬期の凍結のおそれがありますので、保温カバーの設置を推奨します。
インコア、リングは再利用できませんので、新しい部品に交換してください。その他の部品は、再利用可能です。
下記の原因が考えられます。
1) 継手部品と管種が適合していない。
2) 施工の不備。 ① 管端部の斜め切り ② インコアの打ち込み不足 ③ 袋ナットの締め付け不足
3) 管の傷、管とリング間の砂かみ等。
直火のような高温での加熱はやめて下さい。インコアが入らない場合、管の内面のバリ取りを行い、インコアの打ち込み部をタオルで巻き、熱湯をかけ、HP掲載の「施工ハンドブック」の4.7 接合にある方法で施工してください。